WordPressのサイトが急に真っ白になり、管理画面(wp-admin)にも入れない。FTPで接続してdebug.logだけは取ってきたものの、開いてみると同じような警告メッセージが延々と続いていて、どれが本当にサイトを止めている原因なのか見分けがつかない――。
複数のサイトを保守していて同じ切り分け作業を毎回やっている方、制作会社や外注先に見てもらう前に渡せる形の資料を自分で作っておきたい方、お客さまのサイトを預かっていて「何が起きたか」を日本語で説明する必要がある方は、こうした場面に心当たりがあるはずです。
手元にあるdebug.logのファイル(と、分かればwp-contentのファイル一覧)を渡すと、どの追加機能・テーマ・WordPress本体・サーバー側の設定が原因の候補かを、確からしさ(高・中・低)と根拠つきで並べた、日本語で読める1枚のレポートにまとめてくれます。
判定は件数の多さでは決まりません。実際のdebug.logは、サイトを止めていない軽い警告が件数の大半を占めることが多いため、このツールは「最も重い事象の深刻度」を先に見て並べます。同梱の見本では、件数がいちばん多いのはテーマの軽微な警告(350件)ですが、実際にサイトを止めているのは16回しか出ていない別の追加機能の致命的なエラーの方で、レポートでもきちんとそちらが1位に来ます。原因を1つに断定することはせず、サイトの修復や追加機能の停止といった操作も行いません。ログが外部に送られることもありません。
先に無料の手段があります。WordPress 5.2以降のRecovery Modeのメールが届いて管理画面に入れるなら、それが一番早くて無料です。管理画面に入れるなら公式のHealth Check & Troubleshootingも有力です。この製品が対象にしているのは、メールが届かない、リンクが失効した、そもそも管理画面が真っ白で入れない、という場面だけです。
実際にお使いいただくには、多少パソコンの操作に慣れた方か、社内外の詳しい方に用意してもらう必要があります。一度セットアップすれば、あとは手元のdebug.logを渡すだけで使えます。
できあがるのはブラウザで開いて読める1枚のレポートで、原因候補・根拠・実際のログの該当箇所に加えて、最初に試すとよい対処(該当する追加機能のフォルダ名を変更する手順など)も書かれています。自動で修復や停止を実行することはありません。
無料版(wp-fatal-free-1.0.0.zip)は機能を隠さず、制限しているのは「量」だけです。
debug.logは先頭500行まで読みます同梱の見本(604行のログ)での実測は次の通りです。
| | 無料版 | 製品版 |
|---|---|---|
| 読んだ行数 | 500 / 604行 | 604 / 604行 |
| 見つかった候補 | 4件 | 6件 |
| レポートに載る候補 | 3件(1件を省略と明記) | 6件 |
なお開発と検証はWordPressの出力形式に合わせて作った合成ログで行っており、実在のWordPressサイトから取得したdebug.logでは検証していません。読めなかった行は「未分類」「非PHP」として必ず件数表示するので、まず無料版で自分のログを試し、この数が多くないか確かめてから購入するのが安全です。
競合として最初に挙げるべきは無料の手段で、この製品が勝っているのは「管理画面の外で動く」ことと「件数ではなく重さで並べる」ことだけです。
debug.logを目で読める方には要りません。 この製品がやっているのは、読める人がやっていることの自動化です。debug.logにはサーバの保存場所やメールアドレス、外部サービスに接続するための鍵(パスワードのようなもの)が入ることがあり、外部へ送ることになります。この製品は端末内で完結し、wp-contentのファイル一覧と突き合わせて候補が実際にインストールされているかも照合します。また、同じ入力なら必ず同じ出力になる決定論的な動作なので、お客さまへの説明資料として使えます。管理画面に入れる方や、ログを読めば自分で原因が分かる方には、これらの無料手段の方が優れています。
単品買い切り12,800円。月額・オンライン認証・ライセンスキーはありません。BOOTHで販売され、無料版(wp-fatal-free-1.0.0.zip)を先に試してから、製品版(wp-fatal-1.0.0.zip)を購入する形です。zipは約32KBで、展開すると同梱の見本ですぐ動作確認できます。