受託でホームページ制作をしていて、お客さまから受け取ったExcelの料金表・プラン表・スペック表を「アクセシビリティ対応してほしい」と言われる場面があります。
こういった悩みを抱えるホームページ制作者向けの道具です。
崩れたExcelの比較表を渡すと、どのセルがどの見出しに対応しているかを画面読み上げソフトが正しく読み取れる形にしたホームページ用のファイルと、読み上げの順番を紙で確認できる資料、そして機械チェックの結果をまとめたファイルができあがります。チェックで引っかかる項目が1つでもあれば、ファイルは一切作られません。なお「アクセシビリティ基準に準拠している」とは表示しません。基準への適合は文脈や運用によって決まるもので、道具だけで保証できるものではないためです。
実際にお使いいただくには、多少パソコンの操作に慣れた方か、社内外の詳しい方に用意してもらう必要があります。一度セットアップすれば、あとは普段の作業の中で使えます。
でき上がるのは、そのままホームページとして使えるファイル、紙で確認できる資料、そしてチェック結果をまとめたファイルの3点です。単位だけの行を列見出しへ畳み込んだり、記号だけのセルの表記を揃えたりといった整形もあわせて行われます。各データセルがどの列見出し・行見出しに対応するかまで一つひとつきちんと結びつけたうえで、生成後に「表の言語が設定されているか」「表題があるか」「見出しとの対応が崩れていないか」など30項目を機械でチェックします。処理はすべてお使いのパソコンの中だけで完結し、インターネットへの接続は必要ありません。
無料版は、1回の作成につき5列×10データ行までという制限です(列数には行見出しの列を含み、行数には行のまとまりの見出し行を含みません)。整える処理も、できあがるファイルの中身も、30項目のチェックも購入版とまったく同じものが動きます。上限を超えたときは、一部を黙って切り捨てず、何も作らずに超えている項目と上限を画面に表示します。
表が単純(1段見出し・行のまとまりなし)であれば、見出しの付け方を手で書けば足り、この製品は必要ありません。
Excelの「Webページとして保存」機能は、見出しをすべて普通のデータセルとして出力してしまいます。Googleスプレッドシートの「ウェブに公開」機能は、現在は表そのものを出さずプログラムで組み立てる形式に変わっています。無料のオンライン変換サイトや大学が公開している表作成ツールの中には見出しの範囲指定まで出すものもありますが、見出しとデータセルの詳細な対応関係まで出すものは、調べた範囲では見当たりませんでした。無料のアクセシビリティチェックツール(axe-core・W3C Nu・WAVE・miChecker等)は、「対応先が実在するか」は確認しますが「正しい見出しを指しているか」までは判定しないことも実際に確かめています(miCheckerが表について見るのは見出し範囲の指定だけです)。
動的な絞り込み・並べ替え・検索がしたい方には、無料で使えるTabulatorなどのプログラム部品のほうが向いています。3段以上の列見出しや、縦方向にセルが結合した表には対応していません。
単品買い切り9,800円で、BOOTHで販売しています。デジタルデータの性質上、ダウンロード後の返品・返金は受けられないため、無料版で自分の比較表がまず通るか確認してから購入することをおすすめします。
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